イスカヤ族への伝道旅行(1) Trip to Eskaya Tribe

ボホール島にはいくつかの少数民族がありますが、
彼らは独自の信仰や規律をもった人々なので、
外の人が入っていって伝道することは普通は許されません。
けれども私たちのグループには、イスカヤ族の教会があります。
これは、エルウィン牧師が開拓した教会で、
彼は農業指導者として人々に受け入れられ、イスカヤ族の間に住むことができている
貴重な存在なのです。

彼は30歳独身の謙遜で柔和な人ですが、根の太さと情熱があり、
何も恐れずちゃくちゃくと聖書を教え始め、
すでに二つの村で開拓し、
最近は現地の小学校から聖書を教えて欲しいと招かれるまでになりました。
We went to Eskaya tribe's villages for 8 days to help pastor Erwin
with film showing, preaching, teaching children at a school
and making a documentary video of them.
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Erwin is an agricultural adviser who has been accepted by the tribe,
That's why he is allowed to live among them. Otherwise,
normally outsiders can't live there.
He started teaching Bible
and established a church, and reaching out to the other villages.

Eskaya people are living in mountains among 4 provinces in Bohol
having their own rules and high moral standards,
keeping away of worldly temptations.
They live simply and wisely. They are very able, beautiful and wonderful people.
イスカヤ族はもともと非常に高い倫理に生きている人々で、
今も世のけがれに染まらず、
ボホールの4つの地域にまたがって山の中に暮らしています。
昔は海岸に住んでいたのですが、よその人々がやってくるたびに奥に退いて、
結果、山の上に住むようになったのだそうです。

少数民族というと、なんとなく「遅れた」イメージがありますが、
実はその逆のような気がしました。
イスカヤの人々は品性が高く、人として優れた人々でした。

特に子供たちは本当にすばらしく、純粋で、能力が高く、
新しい情報を得るのはこの時しかない!とばかりに、
ものすごい勢いで全てを吸収していました。
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ああ、本来人間って
こんな風に美しく、賢く、崇高で、自由だったんだろうな!
この世に汚染されないとこんな風になれるのか!!
と感銘を受けたりしました。
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今回、「やること用意しとくからね!」とにこにこして招いてくれたエルウィン
(そのわりにはあんまり何も計画してないErwin:right・右端)
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のおかげで、
この少数民族の地に行くことができ、
人の計画をはるかにこえた神さまのわざを見ることができました。

宣教師が入っていくことは不可能に近い少数民族。
それどころか、フィリピンのクリスチャンもなかなか行くことができない少数民族。
まだほとんどの人が福音にふれたことのない少数民族。
この人々に伝道する機会を与えられ、すごく光栄に思いました。

ドレッシーな植物。
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I've been feeling so privileged that we were invited to this minority group people
whom not many people can go to, who haven't heard about Jesus yet.
「神さま、私は自分がどんなに何もできないか知っています。
セブアノ語も話せないし、そもそも話上手でもないし、
あまり大した賜物もありません。
もっと優れた人は他にいっぱいいます…。でも神さま、
あなたは今回この私を選んでこのイスカヤの人々に遣わしてくださいました。
他の誰でもなく私にこの働きを託してくださいました。
なので…私は私のベストを尽くします。
この特権を感謝し、私のもてる限りの全てを使い、最善を尽くします…」
と祈りながら、出かけました。

It was very intense trip, as if I was traveling with Paul in Acts time...
なんだか使徒言行録の中でパウロと一緒に旅してるみたいな
すごい濃い旅でした。

以下、その報告です。

****************

<バイクで乗馬体験>

馬を飼うのが夢であるうちのお母さんが
「これなら馬を飼わなくてもいいわ♪」と喜ぶ…
とかどうかはわかりませんが、
大きな段差のたびにひざに力を入れて、後部座席にほぼ立ち上がりながら
まるで乗馬のように跳ねるバイクで山を登ります。
Motor bike was jumping like a horse as we were driving rocky roads
going to up the mountain.

バイヨン村に到着。
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ここはイスカヤ族の「はじっこ」の村で、
ここの人々はイスカヤ族だけどイスカヤ族のことは
あまり知らないような感じです。
In Bayong village.
We were welcomed by christian family and a church.
I asked, "how many children do you have?"
Mom said "nine".
レジが設計した八角形の教会の建物が丘の上に見え、
丘のふもとの家では、
ラリーお母さんとたくさんの子供たちが迎えてくれました。
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「子供さんは何人ですか?」と聞くと、「9人」という。
なるほど~…。多い。。。

といっても誰が近所の子で誰がそこのうちの子か
さっぱりわからない。。。

着いたその夜に映画上映会をしました。
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We had the first film showing on that night.

いろんな子が朝の五時からいて、
みんなして3度のごはんも食べ、
夜は「おやすみなさーい」と家からいなくなるので、
子供用の家があるのかな?と思っていました。
子供たちがいなくなると急に静かになります。
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旅も終わるころに知ったのですが、
なんとその子供たちは全員、ラリーお母さんの子供ではありませんでした!

実の子供はみんな成人しており、
25歳くらいのシセルが一人帰郷しているだけでした…。
なんだー!
There were always so many children in Mom's house,
but actually, non of them was her child!!
Her own children are all grown up and onlu Cecil was at home this time,
and those children were all neighbor's and church kids!
However she was feeding 15-20 people all the time
including Erwin, his two friends who are Bible school students, and us.

やけに硬いベッドにシセルと並んで寝ると、
大きな一つ屋根が見えます。
部屋は板で仕切られているけれど、
まさに「ひとつ屋根の下」の感覚。

誰もがシーツを頭からかぶって寝ているわけは、すぐわかりました。
蚊が多い…。

朝は毎日5時から聖書を読み、祈ります。
この時点から近所の子達が数人参加しています。

ラリーお母さんは毎回ものすごい量のご飯を炊いて、
15~20人の人々を食べさせています。
(家族は3人だけなのに…)

まさに「ひとつ釜の飯」状態。
エルウィンは毎週末ここに泊まっているし、
エルウィンの友達の神学生二人も
いつからいるのか、すっかり家族と化しています。
サルディは外を掃いているし、ジュンリーは料理しているし。

料理はたきぎでします。
ご飯を炊きながら聖書を読むジュンリー。
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定番は魚の干物。
しょっぱいのでご飯が進みます。
The main menu is dried fish.

エルウィンもよくエプロンをしてせっせと料理しています。
お母さんが結構ゆうゆうとしているのは、そういう
人手がいっぱいいるため…?
というか、お客が勝手にせっせと働くのをうけいれているためか…。

でもそれにしても、貧しい中であれだけの人を食べさせ続けるのは…
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伝道者をもてなすことで用いられたいお母さんの、
すばらしい献身の姿です。


次の日は日曜日。私がこどものお話。
(こういうのもいきなり頼まれる。いいけどね…)
絶景の広がる丘のてっぺんで教える教会学校、なんてしあわせ!
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I had an oppotunity to teach Sunday school on the top of a hill. How nice!
Gam is doing a lot since yesterday…film showing's setting, violin, song leading, evangelistic message,
adult's Sunday school, preaching, prayer for a baby, teaching children a dance
etc... He is poring out all he has.
ガムは昨日から映画会のセッティングからバイオリン演奏、
歌のリード、メッセージ、今朝も大人の教会学校で教え、礼拝説教、
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幼児祝福の祈り、さらに子供たちに次週の出し物(踊り)を教え、
朝から晩まで、自分のもてる能力とエネルギーのすべてを注ぎだしています。
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でも朝5時のデボーションから
夜、別の家での聖書を読む会(神学生がメッセージ)
そして出し物練習まで、
ほぼフル参加している子供たちもある意味すごい…
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そのせいか、若い子の中にはしっかりした熱い信仰を持った子達もいました。


次の日、エルウィンと神学生二人と、シセルも加わることになり、
6人でバヤバス村へ。
バイクで1時間くらい、また山を登ります。
Monday, 6 of us (Erwin, Bible school students, Cecil, I and Gam) went to Biabas village.
Erwin's house.
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イスカヤの中心地であるここには、まだ教会はないのですが、
エルウィンの家があります。
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少数の人がバイブルスタディに参加したり、でも最近はなかなか
集まれなかったり、という状況です。
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エルウィンのヤギ。


さっそく村の長に挨拶に行き、来客名簿に記帳しました。
With the chief of the village.
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小学校へ行き、最初の授業。全校生徒を集めてくれていました。
福音をわかりやすく伝えるお話、歌、聖句の暗唱、お菓子や迷路やクイズ。
子供たちは楽しんでいたようです。
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We went to teach Bible at the local elementary school.
All the students gathered together and listened.
We taught a story, songs and a memory verse, and gave them activities and snacks.

先生方も喜んで「木、金は午後いっぱい使ってください」と言ってくれました。
Children and teachers both seemed enjoyed.


夕方は丘に登って祈りました。
We went up hill to pray in the evening.
エルウィンの祈りの場所です。
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次の朝。Tuesday.
There is electricity, but no gas nor water system,

この村には水道はないようで、井戸がみちばたに(数軒に一つくらい?)
あります。
なので外で(道端で)服を着たまま水浴びです。
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洗濯もここでしますが、
となりの奥さんがたくさん桶を貸してくれたり、ポンプを押してくれたり、
親切にしてくれました。

山育ちのみんなに比べ、私は一から教えてもらわないと何もわからず、
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「窓みたいなところでバケツ一杯の水で皿を洗う」やり方とか
「床の切り取られた隅っこをシンクとして使う」やり方とか
「床を掃くときはごみを集めるのでなく隙間にもっていく」やり方とかを学びました。
結局一度も料理はしなかった…(笑
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W.C is anywhere outside, but I used next door's.
トイレは「どこでもどうぞ」なのですが、私は隣の方のトイレを借りました。
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行くときは水の桶をもって、夜は懐中電灯をもって、
スカートで(下には何もはかないのがポイント)行きます。

日本の昔のトイレに似ていると思いますが、
ぼっとん式じゃないだけましかも。

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二回目の授業のために小学校へ着くと、
カトリックの神父が来て先生方に何か言っています。
なにやら不穏な雰囲気。
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あまり評判のよくないこの神父ですが、
どうやら私たちが子供たちに教えるのを怒っているもよう。

エルウィンとガムが神父と話をしましたが、
「私の教会員に手を出すな」と言いながら去っていきました。

私たちを招いてくれたクリスチャンの学校の先生は涙しながら、
「これはある種の迫害よ。でもあきらめない。
この子達は神さまのことを知る必要があるの」と言っていました。

他の先生方もエルウィンに同情的で、
エルウィン自身は
「びっくりした~。神さまのことを教えるんだから
神父はむしろ協力してくれるかと思ってたのに」
と言っていました。

A priest heard that we are teaching children about God at the school.
To our surprise, he got angry and came to the teachers to stop this activity.
teachers didn't want to stop, so we taught one more time.

「どうしますか?」と先生方の判断に任せたところ、
「いいからやってほしい」とのことで、
二回目の授業をしました。
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前回と同じような流れで、
子供たちもなれてきたかんじ。
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帰り際、先生方の一人で癌を患っている方のために
祈るときも与えられました。

伝道が公には許されない少数民族の村にいきなり6人で来て
しかも一人は日本人、というのは派手すぎたんじゃないかしら…と
ちょっと心配になりましたが、
エルウィンは「他の人は誰も反対してないし、関係も壊れていない。
あの神父一人だけ、お金のことを考えてるだけ」と言っていました。

小さな村ですから、
あっという間にうわさはひろがります。
村人たちの私たちへの視線も、神父側の人と、
私たち側の人とに分かれているように思いました。

また祈りに山へ行き、励ましの言葉があれば分かち合いました。
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エルウィンの働きは新しい段階に来ていると誰かが言い、
  
  「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。
  平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ。」(マタイ10:34)
  "Do not suppose that I have come to bring peace to the earth.
  I did not come to bring peace, but a sword.” (Matt10:34)

I felt that through this time, people would be divided clearly,
who stands on Jesus' side or not.
というイエス様の言葉が心に浮かびました。

意外なところからの迫害は胸が重くなる出来事でしたが、
それに対して憤り、エルウィンに味方する人々を見て、
これを通してはっきりと「イエス様の側に着く人」が起こされる、
人々が分けられる、という気がしました。

この霊的闘いはなかなか、ひとすじなわではいかないのでした。

(続く。。。)

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この記事へのコメント

ichikawanosakura
2012年02月03日 22:00
働きがすでに進んでいるようで感謝です。二人の時間を大切に!
ぶんこ
2012年02月05日 22:30
ありがとうございます。そうですね。一緒にいすぎという説もありますが、クオリティタイムは一緒にいる時間の長さじゃないですもんね。ミニストリーに力を合わせてかかわれることは本当に感謝です。

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